日本の医療

当社が仲介する日本の最先端医療

ここでご紹介する最先端医療は、標準治療と言われる外科手術、抗がん剤投与、放射線治療と併用することができます。日本の医療は、医師の水準の高さと、厳格な薬事法、きめこまやかな看護で知られています。

さらに近年は次世代の先端医療の成果が報告されています。

対応可能な治療内容について

〇血管内治療

がんの血管内治療とは

がんのまわりには”腫瘍血管”と呼ばれる動脈と静脈が絡まった拍動するポンプのような異常血管が出来ています。動脈と静脈の血圧の差は大きく、そのため血流が増えて血液がうっ帯するようになります。その結果、血流が停滞し中心部は低酸素状態になります。低酸素により増殖したがん細胞はこのポンプのような血流から静脈例へ移動して循環し転移を起こすことになります。そこで、動脈からカテーテルを患部近くの血管にすすめて異常増えた血流を減少するための薬剤注入して血流を正常化します。

1)がんは栄養を摂取するため近くの動脈から新生血管を引き寄せます。 2)足の付け根からカテーテルを挿入し、がんの新生血管に接近し、薬剤を投与します。 3)薬が効き、新生血管が閉じられる。がんは栄養補給路を断たれ、縮小し、やがて消滅する。これが血管内治療です。

痛みはなく、リラックスして治療いただけます

病巣そのものにピンポイントで薬を注入するので使用する薬剤はごく少量。血管のなかは神経がなく痛みを感じないので患者さんの負担も少なく治療できます。患者さんは治療中、モニターを見ながら、今、どんな経過をたどり、何が行なわれているかの説明を聞くことができます。お好みの音楽を聴きながら、世間話を交わしながら、といった大変リラックスした環境で安心して治療を受けていただけます。

〇ハイフナイフ治療

血管内治療との併用で効果倍増

超音波を使った「ハイフナイフ(高密度焦点式超音波治療機)」は、身体の中の腫瘍だけを焼き切る画期的な機械です。血管内治療とハイフナイフ治療の併用をお勧めしています。それにより血管内治療で根絶しきれなかった腫瘍にも威力を発揮します。

集束した超音波のエネルギーで腫瘍を凝固

超音波を使った「ハイフナイフ(高密度焦点式超音波治療機)」は、身体の中の腫瘍だけを焼き切る画期的な機械です。腫瘍だけを狙い撃ちして凝固させます。皮膚やほかの組織を傷つけることはなく、しかも放射線や抗がん剤と違って副作用の心配もありません。


〇がん免疫療法(NK・T細胞投与)

免疫細胞とは

人間は約60兆個の細胞からできていますが、毎日、細胞が入れ替わる中で、5000個前後のがん細胞が、健康な人でもできていると言われています。この不完全ながん細胞を日々監視しやっつけてくれるのが、リンパ球をはじめとした免疫細胞です。この免疫細胞の中でも、唯一、直接がん細胞を攻撃し、最強の攻撃力を持っているのがナチュラル・キラー細胞(NK・T細胞)です。

がん患者様は、このNK・T細胞の活性が低く、このNK・T細胞活性を高め、がんをピンポイントで殺そうとする治療が、NK・T細胞を用いたがん免疫療法(NK・T細胞投与)です。別名、活性化自己リンパ球療法とも言います。

独自のがん免疫療法アクセル+ブレーキ療法®

がん免疫療法(NK・T細胞投与)+ニボルマブを併用した新しい治療
従来の各種免疫細胞の活性化だけを目的としたアクセル作用だけでなく、がん細胞の反撃を抑えるニボルマブ(抗PD-1抗体)を併用し、 がん細胞に直接ブレーキをかけることで、従来の免疫療法より効率よく『がん細胞を死滅』させることができる画期的な治療です。

従来の免疫療法は、NK・T細胞活性化など、がんを殺すアクセル作用のみを強化するものでしたが、免疫細胞のブレーキボタンであるPD-1にふたをしてしまうブレーキ作用があるのがニボルマブ(抗PD-1抗体)です。
このニボルマブ(抗PD-1抗体)とNK・T細胞をアクセル+ブレーキとして併用すれことで、 はじめて免疫のアクセル作用であるNK・T細胞の威力が発揮できます。

〇重粒子線治療

世界に先駆けて運用に成功した日本発の技術

重粒子(炭素イオン)線を使った放射線治療です。

重粒子線治療法は、量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所が、世界に先駆けて実運用に成功しました。日本国内の重粒子線治療は1994年から始まり、今日までに約15,000名を超える患者さまの治療に成功しています。

体に優しいがん治療

重粒子線治療では、重粒子(炭素イオン)線を光の速度の約70%まで加速させて照射し、体の深部のがんを攻撃します。従来のX線を使った放射線治療では、体内の奥に入っていくほど影響力が下がっていましたが、重粒子線治療は、その影響力のピークを体内に設定できるため、がん病巣に狙いを定めて効果的に照射できます。

重粒子線治療では、がん病巣の形や位置(深さ)に合わせた照射ができるため、その他の正常な器官への影響が少なく、従来の放射線治療と比べても副作用があまりありません。

〇画像診断:MRI検査による病気の早期発見・診断

3.0テスラのMRI

MRIはCTやPETと異なり放射線被曝が無く、また、造影剤を使わずに血管撮影できるため、患者さんには少ない負担で検査を受けていただくことができます。

特に当社がご紹介する画像診断は、3.0テスラのMRIを使用します。

従来のMRIに比べより鮮明な画像が得られ、各段に高い診断能力を有します。

画像診断を専門とする放射線科専門医が基本実施。さらに診断が難しいとされている部位においては、その部位を専門とする医師により画像診断を行います。

乳がん 検査・検診の取り組み

MRI検査は、乳がんの発見において、マンモグラフィや超音波検査よりも発見率が高いと海外の論文で報告され、海外の乳がん検診ではMRI検査が用いられています。日本では未だMRI検査は術前の広がり診断に用いられているだけというのが現状ですが、弊社紹介クリニックでは、MRIを使った乳がんの早期発見に力を入れています。

前立腺がん 検査・診断の取り組み

日本の前立腺がんの診断の流れは、スクリーニング検査としてPSA検査を実施、陽性であれば2次検査として直腸診、超音波検査を行い、それでも、がんを疑う場合は、生検を実施しています。
弊社紹介クリニックでは、生検実施前にMRIを用い、病気識別(前立腺がんではないと判別し生検を回避)し、ターゲットバイオプシーの指標として活用いただけるよう、前立腺MRI検査に力をいれております。